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2014-07-21
生活費を抑えるコツ

母子家庭の80.6%が就業をしていますが、「正規の職員・従業員」が39.4%、「パート・アルバイト等」が47.4%、派遣社員を含むと52.1%と、一般の女性労働者と同じように非正規雇用の割合が多く、故に所得が伸びにくいのが現状です。さらに子どもといる時間を考えれば、労働時間も限られ、稼働所得(労働によって得られる所得)が低くなる傾向があります。一般の「児童のいる世帯」の29%に留まっていて、ひとり親世帯の相対的貧困率は50.8%と高い水準になってしまっています。
収入が限られた中で生活をしていくには、支出をいかに減らせるか、つまり節約に気をつけなければいけません。最近では、さまざまな節約方法がインターネットで公開されています。自分にあった、楽しい節約術を研究してみてはいかがでしょう。

大きな出費を見直す
人生の中で大きな出費といえば、「住宅ローン」「生命保険」「教育」「車」といわれます。
母子家庭の方には関係無いと思われる項目もあるかもしれませんが、簡単に節約のポイントをおさらいしておきましょう。
《住宅ローン》
「繰り上げ返済をした方が、総支払額が減るのでおすすめです。」とよくいわれますが、本当にそうでしょうか?最近の住宅ローン金利は1~2%程度。車のローンや教育ローンが3~4%以上、フリーローン(銀行系)では5~10%以上となります。つまり他の用途よりも格段に安い金利で借りることができます。無理して繰り上げ返済して、お金に困っても誰もそんな金利では貸してくれません。住宅ローンは時間を借りているようなものですので、ゆっくり支払っていきましょう。それでも繰り上げ返済をする場合は、月々の支払額を落としておいた方が、日々の生活にゆとりがでます。支払いが苦しくなったときは早めに金融機関に相談し、条件変更をお願いしてみましょう。
《生命保険》
生命保険は必要最少額にとどめ、かつ掛け捨てを選択しましょう。ただ、医療保険はしっかりと加入しましょう。子どもの医療保険は地方自治体の医療助成制度を確認し、あまり被らないようにするとともに、他人の子どもをけがさせたときにも使えるように、賠償責任保険が付保されているかを確認しましょう。なお、各地域にある、共済(東京都は都民共済、埼玉県は県民共済)を利用すると掛金も安く、対応も早いのでお勧めです。
《教育》
子どもを高学歴にしようと思えば、進学塾や家庭教師、私立小学校などいくらお金があっても足りません。今は良い大学に入ったから人生がバラ色になるわけではありませんし、机に座っているだけが勉強ではありません。「よく遊ぶ子は賢くなる」といわれるように、「思いっきり」「自発的に」「集中して」というキーワードを大切にして、子どもの可能性を伸ばしてあげましょう。
《車》
母子家庭の中でも、生活のために車を必要としている方がいるかもしれません。あえて、お尋ねいたしますが、本当に車がないと生活できませんか?あまり公共機関が発達していない地域では仕方ないことかも知れませんが、最近は、使用頻度を考えるとシェアカーを使った方が良い場合もあります。「所有」するということから「利用」することに切り替えてみましょう。

収支のバランスを確認する
まず毎月の収入がどのくらいで、支出がどのくらいかを把握することが必要です。支出はおおざっぱに把握し、だいたいの割合で項目ごとに袋わけして管理し、その中から使用する金額を減らすことで少しずつ節約していきます。また年払いのものも、月割りにして毎月袋に先取りしておくことで管理をしましょう。月払いよりも年払いの方が割引率が良いことが多いので、うまく活用すれば、大きな節約につながります。ただ、あまり細かくやりすぎるとストレスの原因にもつながりますので、大きなお金の動きを把握するように努めましょう。

食費を節約する
先取りして袋分けした食費を、必要な額だけ財布に入れるようにしましょう。時間の余裕がなければなおさらですが、食材はスーパーの特売日にまとめ買いし、買い物するスーパーは1箇所にしぼった方がポイントが貯まります。いろいろなスーパーを回るのは時間が惜しいので、料理に買い物を合わせるのではなく、特売品に料理を合わせましょう。買った食材はすぐに下ごしらえし冷凍保存し、毎日使いまわします。もちろん食材は残さず使い切ることが大切です。もやし、おから、じゃがいも、キャベツ、白菜、春雨、切り干し大根、豆腐、うどんなどを利用すると栄養もボリュームもある料理ができそうですね。
また、飲み物はジュースなどを買わず、自分で作って水筒を活用するようにしましょう。

電気・水道代を節約する
電化製品はコンセントから抜く。冷蔵庫の開け閉めをなるべく減らす、エアコンの設定温度に注意する、洗濯機の容量の8割を目安に洗濯ものを入れる、電気の契約アンペア数を下げるなどで電気代は節約できます。
また、水を出しっぱなしにしない、シャワーを控える、節水型シャワーヘッドに交換する、洗濯にはお風呂の残り湯を利用する、洗剤は適量を守るなどして水道代を節約してみましょう。ガス代の削減には使用量を減らすことも大切ですが、プロパンガスの場合は、単価が交渉できる場合がありますので、ガス会社に相談してみるのも良いでしょう。

子供服をリーズナブルに購入する
子どもは成長が早く、すぐに着られなくなったり、汚してしまったりすることも多いですね。ぜひ、子供服を購入する時には、フリーマーケットやネットオークションを利用してみてください。ほとんど未使用のものが格安で出品されていたり、入学、卒業式に一度しか着ないような服も多く出品されています。バーゲンを活用するのもそうですが、前もって着るであろう洋服を購入しておくことが大切です。ぎりぎりになればなるほど、数がなかったり高値になってしまったりするものです。 MotherLeaf朝霞の近くには西松屋があり、子育て世帯には重宝されています。

100円ショップの活用
最近の100円ショップは、無いものを探す方が難しいくらい充実してきています。何倍も払ってたのはなぜ?と思いたくなってしまいます。競合店舗も増えたため、品質も向上したようですので、積極的に活用しましょう。ただ、よく考えないと、あまり不必要なものを買ってしまったり、100円ショップの方が高かったりする場合もありますので、注意しましょう。

他の出費
自分の化粧代、被服費、レジャー費、交際費など、他にも多くの出費がありますが、悲観的に節約すると辛く苦しいものになってしまいます。こんなに節約した自分をほめる、目標をたてて貯金する、節約した分をたまには使ってみる、ポイントをためるなど、少しゲーム感覚で節約が楽しめるようになる工夫をしてみることも必要です。

母子家庭では、時間の関係で、地域の活動にあまり参加できないこともありますが、できるだけ、周りの家庭との繋がりも大切にし、いろいろな情報を得たいところです。
当社の運営する埼玉県朝霞市のシングルマザーシェアハウスはシングルマザー同士が助け合うことで、育児がしやすい環境を作ることが可能となります。もしかすると、子供服のお下がりを貰うことも出来るかもしれませんね。また、いろいろなものをシェアすることで、生活費が抑えられるというメリットもあります。
最寄り駅の朝霞駅は、池袋や渋谷、横浜にも出やすい場所ですので、ぜひご検討ください。