シングルマザーになると、これからの将来について不安に思う方がほとんどだと思います。 夫がいた頃は、収入面で悩むことはあまりなかったかもしれませんが、母子家庭になると、母親が一家の大黒柱になり、生活を支えていく必要があります。
そうなると、これまでの暮らしとは一転して、職探しや転職、住居を引っ越しせざるを得ない状況になる人もいるでしょう。 子供と暮らしながら経済的に自立するためには、仕事選びは重要なポイントになります。では、どのような点に注目して仕事を探していけば良いのでしょうか。
何ができるのか考えましょう。
今までに取得した資格や生かせる経験がないしょうか。また、特別な経験がなくても、「人と接するのが好き」や「コツコツとやるのが得意」、「数字には強い」、「字がきれい」など自分の性格や強みを再認識してみましょう。
少しこじつけるくらいが丁度良いです。そうすれば、必ずひとつやふたつはあるはずです。まずはその強みや特徴を生かせそうな仕事を探してみるのが良いでしょう。
希望条件に優先順位をつけましょう。
現在は、4年制大学の新卒生でも就職先に困る時代です。希望条件が、たくさんあり過ぎても、すべての条件が揃う働き口はなかなかありません。 希望条件に優先順位をつけるとともに、妥協できる一線を明確にしておいた方が、良い働き口に出会える確率が高くなります。
(1)収入面
生活するために働かなくてはならないというのは当然ですが、そこをあまり強調され過ぎると、企業の採用担当者は引いてしまいます。まず、最低限生活に必要な金額を洗い出すとともに、少し余裕を持たせた目標額を決めておき、面談などの場面で即答できるようにしておきましょう。
(2)勤務時間
子供を預けられる時間を考慮した上で、働ける時間を考えましょう。また、職場によっては、残業が多いところもあります。自分がシングルマザーであることを職場に理解してもらった上で、働き始めることが大切です。
(3)通勤時間
通勤時間が短くなる方が、より勤務時間が増えるので、収入面でも有利に働くことが多いと言えます。そのため、勤務先の近くへ引っ越す、もしくは仕事の多い場所で住まいを探すというのは、大きなポイントになる場合があります。また交通費が出ない職場も多く、バカになりません。 転園や転校などが伴う場合もあるかもしれませんが、子供は新しい環境にも慣れやすいもの。それよりも就労に有利な場所を選択する方が良い場合が多いでしょう。
通勤時間を1時間かけるのと、1時間多く働くのと、時給が少々安くても、長い時間働いた方が収入が多くなることもありますし、突発的な事態にも対応しやすいと言えます。
(4)休日・休暇
かなりハードルは高いのですが、所定の休日が多い職場より、できるだけ突発的なトラブルなどでも休みが取れるような職場が望ましいでしょう。子供が突然熱を出したりすることも良くあることです。
具体的には、職場では代役が効きやすい仕事、同じ部署の仲間が多い職場が望ましいと言えます。
キャリアアップを目指しましょう。
就職して経験が積まれてくれば、ステップアップして更なる高待遇の職場に転職することも夢ではありません。時間や気持ちに少しゆとりが出てくれば、キャリアアップのために、資格取得や今の職場に役立つような勉強をしてみましょう。
そういった前向きの姿勢が必ずや職場での評価につながってくることでしょう。
生活費のためには、ある程度の収入が必要になります。とはいうのもの、子供を育てながら働くには、時間、地域が限定され、結果雇用機会に恵まれず、非正規社員として働かざるを得ないという現実もあります。
職業能力を身につけたいと思っても、その時の収入と時間、子供の年齢によっても難しいかもしれません。だからこそ、自身ができること、譲れない条件を明確にし、できる範囲の中で目標をもって全力で取り組んでいく姿勢をみせることが仕事選びをするうえでもっとも大切な要素となるでしょう。
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